新心肺蘇生法を知ろう!  
(★アメリカ心臓病協会・新バージョン★)
尚、ライフセービング活動でのCPRは今まで通りのやり方で行います。ご注意を!

意識はあるか?
呼吸をしているか?
倒れている人を発見した場合、まず、声を掛ける。「大丈夫ですか?」反応が無い場合、周りに助けを求め口、鼻に耳を近づけ、息を感じ、呼吸の確認を行います。呼吸をしていないと感じるとすぐ人工呼吸を行います。
Airway

【気道確保】
気道の確保とは、下顎を保持すること。頭部を後方へ反り返らせる。下顎を挙上する事で空気の通り道=気道を開放する事が出来る。最初は出来ていても、繰り返す度に下顎の挙上が甘くなる傾向があるため、気をつけます。
Breathing

【人工呼吸】
頭部後屈=気道確保を続けながら、鼻をつまみ、息を2回吹き込む。呼吸の再発が確認できるまで行います。
Circulation

【心マッサージ】
胸骨下端、剣状突起部を触れて、その指二本分、丈夫の、胸骨の平らな部分に手を置き、圧迫する。2回の人工呼吸に引き続き、15回の心臓マッサージを繰り返す。(一人で行う時も、二人で行う時も数声に出して確認しながら行いましょう。そして以前は1マンと、2マンのやり方が違いましたが、現在は統一されました。)
(注意)4つの変更点のお知らせ
@呼吸が停止していたら、頚動脈の拍動を確認出来なくても、心臓マッサージを行う。
A口腔内異物の確認が手順として省かれた。
B一人法&二人法が統一された。
Cハイムリッヒ法は、医療関係者に限定された。


心肺蘇生を中止してよいのは、このような場合だけです
生死の判断が出来るのは医師のみです。救助者独自の判断で、蘇生
の可能性を断念し、心肺蘇生法を中止してはいけません。次のような
場合は、一時中止しても良い。
@患者自身が有効な心拍動・自発呼吸を回復した場合
A医師や救急隊員などの蘇生の専門家と交代する時
B救助者に危険が迫るか、疲労により継続が困難になった時